
大阪市住之江区東加賀屋。商店街や市場があり、町工場が点在している、いわゆる下町。
そんな下町風情たっぷりの町角を歩いていると何ともいえない醤油のこうばしい香りがぷ~んと
漂ってきます。昔懐かしい、駄菓子屋の「ポンせんべい」の匂い。
その匂いの元は「満月ポン」を焼く松岡製菓
その昔町のあちこちに駄菓子屋があった頃 大阪市内の多くのところで「ポンせん」は
焼かれていました。
ここ加賀屋でも20軒程「ポンせんべい」を焼いていた所があったそうです。
それが今では松岡製菓1軒のみ
松岡製菓は 昭和三十三年からこの地で「ポンせんべい」を 焼いています。
そう 駄菓子屋が町のあちこちに あった頃から・・・。
清水亀治郎が清水製菓を立ち上げ、
松岡力王丸と飴の製造を始める。
和装の背の高い男性が清水亀治郎さん
その向かって右となりが松岡力王丸 会長
松本房吉さんに、神奈川県の工業大学の学生が考案したポンセンの
製法を教えてもらい、ポンセンの製造を始める。
千葉機械の千葉博彦さんにポンセン製造機を制作してもらい、
ポンセンの製造を増やしていく。
帽子をかぶっている男性が千葉博彦さん
清水亀治郎から松岡力王丸が満月ポンの製造販売を受け継ぎ、
松岡製菓を立ち上げる。
写真は松岡力王丸 会長
やしきたかじんさんにラジオ番組の中で満月ポンを取り上げていただき、
売り上げが飛躍的に伸びる。
やしきたかじんさんのリクエストに応えて生まれた「濃い~味、満月ポン」
朝日新聞「ますます勝手に関西遺産」で紹介されました!(クリックで記事をご覧ください)
だからこそ「満月ポン」は昔懐かしい、駄菓子の「ポンせんべい」の風味をそのまま今に伝えられて
いるのです。とにかく しょう油味のこうばしさがたまらない・・・
「ポンせんべい」という名前はどこからきたのでしょう? それはその膨らまし方からなのです。米に圧力をかけ膨らますポン菓子ってありますよね。
それと全く同じ理由で
「ポンせんべい」も圧力をかけて膨らますからです。だから「ポンせんべい」ふくらまし粉なんて一切入っていません。材料は小麦粉と少量の水と塩、そして砂糖としょう油。どなたにも安心してお召し上がりいただけます。
※栄養成分表示はコチラで確認ください。
「満月ポン」の味の決め手はしょう油。堺のしょう油醸造元から木樽で仕入れ、それに
せんべい用の甘みのあるしょう油を混ぜて使っています。これがあの昔懐かしい「ポンせんべい」の風味を醸し出しているのです。しょう油味がごくごく自然にでて・・・これがまたいいのです。
「満月ポン」という商品名も気取ってなくていいでしょう?
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